◆心がつくる現実
今、私たち日本人の心が大変荒んでいます。心の病とされる精神疾患の数が、ガンの150万人、糖尿病の230万人を超え、323万人にも及ぶことがわかり、2011年7月には、厚生労働省が、4大疾病に精神疾患を加え、正式に5大疾病としました。自殺者は、年間3万人を推移し、その9割の人は精神疾患が関与しているといわれています。うつ病は、100万人以上、“引きこもり”と言われる人が、全国に150万人以上いると言われています。
こういう心の問題はどこに行ったら解決するのでしょうか。
うつ病の人は病院に行ったら治るのでしょうか。精神疾患の主な治療方法は、抗うつ剤や抗不安薬などによる薬物療法と、加えて近年盛んになってきた認知行動療法に代表される心理療法です。簡単に言うと、薬の服用、カウンセリングなどの心の回復プログラム、考え方を変えて行動を変えていく、ということです。
精神疾患は、診断が困難であること、原因が分からないことなどから、判断も治療も難しいのです。1995年、精神科医で、アメリカ国立精神保健研究所(NIMH)の代行所長、レックス・コウドリー博士は、「私たちは(精神障害の)その原因を知りません。私たちは未だにこれらの病気を『治療する』手段を持っていません」と述べています。
どんな病気にも原因があります。この世のあらゆる事柄は、原因と結果の法則によって成り立っています。病気も同じです。何かの原因が、病という結果として表れているというわけです。しかし私たちは、目に見える結果だけで、物事を判断する傾向があります。
心の病に対しても同じことが起きているといえます。
心の病の原因を目に見える検査の結果として脳の機能障害などと判断し、本当の原因がわからないまま薬で片づけているという事実です。
そもそも原因がわかっていない上に、的外れの手を打っていては、治るものも、治りません。
どうやって心を薬で治すのでしょうか。
それでは、治すどころかますます病気を悪化させてしまいかねる可能性があるわけです。
精神医療では、このような薬物療法や精神療法を標榜していますが、しかしながら、精神疾患の分野においては、「根本治療ができる専門医は誰もいない」というのが本当のところです。
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薬のみに頼らない最新のうつ病治療
心療内科 YSこころのクリニック